平成31年2月21日(木)13:30~ 帯広市図書館1F 多目的視聴覚室で帯広市主催の講座があり薬に関するお話をさせて頂きました。
帯広市図書館の多目的視聴覚室はとてもきれいな施設で、講演の設備がしっかり整ったところでした。聴覚障害を持った方もいらっしゃったので、手話通訳の方も2名ほど来ていただきしっかりと対応して頂けました。
題名が「くすりと健康」だったので、何を話そうか迷いましたが、今回は、「ポリファーマシー」についてのお話をしました。
スライド資料(polyphamacy.pdf)
前段でポリファーマシーを知っているかを皆さんに聞かせて頂きましたが、予想以上に知らない方が多く話をする側としては良かったです。
ポリファーマシーの概要にはじまり、ポリファーマシーと腎機能、ポリファーマシーと老年症候群(サルコペニア・フレイル)などの話をした後に、ポリファーマシーの解消方法についての提案をさせて頂きました。
講座がはじまる前に、話の中にも出てくる予定のサルコペニアの簡易診断に使用する「握力」「歩行速度」「BMIまたは下腿囲」の測定をしました(下写真)。
参加者のご協力もありスムーズに進行できたのではないかと思います。
サルコペニアに関しては、健康講座を聞きにくる方だけあって健康意識が高く該当する方はいませんでしたが、今後も機会をみつけて自己チェックすることをお勧めします。
是非、自分が服用している薬の把握、自分の病歴を時系列に整理してみる、採血結果も意識してみる等、日頃の地道な努力によって自身のポリファーマシーをなくすきっかけをつくってみて欲しいです。
まつもと薬局 管理薬剤師 大野 伴和