平成19年11月21日
会場:まつもと薬局 西6条店(11月6日オープンしました)
参加人数:14名
<ご協力いただいた会社>
(株)日清サイエンス・(株)キッセイ薬品工業・(株)キューピー
試食会
今回はテーマが『エネルギーを上げよう』と言う事で、MCTパウダーを使った料理を参加者の方にもお手伝いしていただきながら作りました。パウダーの入れ具合や、混ざり具合も確認しながら行いました。
≪ 献立 ≫
スクランブルエッグ・げんた焼きそば・ポテトサラダ
※ すべての料理にMCTパウダーを使い、エネルギーアップしています。
勉強会
今回は、エネルギーを上げる方法のひとつである【油】についての勉強会を 開催しました。現在では、コレステロールを下げる・体に脂肪が付きにくい等 多種の油が販売されています。油の種類や働き・上手な利用法を勉強しました。
参加者の皆様も、実際の献立の中でエネルギーがとれないと、苦悩されている方が多く、良い意見交換の場にもなっていただけたようです。
【油って?】
飽和脂肪酸
お肉やバターにふくまれます。常温で溶けにくい為、体内で脂肪として溜まりやすく摂り過ぎると、コレステロールがたまって動脈硬化をひきおこします。
不飽和脂肪酸
悪玉コレステロールを減らす働きがあります。腸で吸収される速度がおそいので、脂肪として蓄積されにくく、小腸を刺激して便秘を防ぐ効果もあります。
【油を上手に利用しましょう】
*油は大さじ1杯(13cc)で120Kcal / 小さじ1杯(4cc)で37kcal
*衣の種類によって、吸収率は変わります
≪ 目安 ≫
☆ 素揚げ ・ ・ ・ ・ ・ 3~8%
(いも類1~3% ・野菜、魚、肉5~10% ・豆腐8%)
☆ から揚げ ・ ・ ・ ・ 6~8%
☆ フライ・フリッター ・ ・ 10~20%
☆ 天ぷら ・ ・ ・ ・ 15~20%
※衣の量が多いほど油を吸う率は多くなる。
※100gの物を素揚げにしたら、3~8gの油を吸う。
※水分が多い食材の方が油を吸う率は多い。
例)ジャガイモ 約3% なす 約8%
*切り口が細かいほど吸収率はあがります
エネルギー補給が必要な方は、食材を細かく薄く切って、油であげましょう。
かき揚げはよく油を吸い、高エネルギーな料理です。
*低めの温度で揚げると吸収率はあがります
低めの温度で揚げると、油をその分吸収しエネルギーアップする事が出来ます。
*水分の多い食材の方が吸収率はあがります
同じパン粉でも、水分の多い生パン粉の方が油をよく吸います。
【代謝の役立つ栄養素を一緒に食べましょう】
【腎臓病用の成分調整食品を上手に利用しましょう】
粉飴1袋(13g) 50kcal
水によく溶け、エネルギーは砂糖と同じですが、甘味は砂糖の2割程度しかありません。砂糖の変わりにつかえば、簡単にエネルギーを増やすことができます。
MCTパウダー1袋(13g) 100kcal
消化吸収がよい・エネルギー化が早い・味にくせがない・油っこさが少ないなどの特徴があり、料理や飲み物に混ぜてカロリーの補給ができます。
十勝は気温もぐっと下がり、雪が降ったりと、いよいよ冬本番です。 |