更年期障害とは?
女性が閉経する前後10年間ぐらいのことを言いますが、個人差がかなり大きく、人によっては30代後半から卵巣の機能が衰え始め、更年期障害のような症状になる人もいます。
更年期障害の原因
更年期障害の原因は女性ホルモン 【 エストロゲン 】 の減少によるホルモンバランスの乱れです。
エストロゲンって??
女性の卵巣で作られるホルモン。
女性の体の丸みや肌や髪の潤い等、女性特有の美しさはこのホルモンのおかげです!!
更年期障害の症状
- 身体症状
ホットフラッシュ(ほてり)、のぼせ、発汗、冷え、動悸・息切れ、めまい・耳鳴り 頭痛、頭重感、肩こり・腰痛、便秘・下痢、腹痛、関節痛、頻尿・残尿感など - 精神症状
倦怠感、無気力、不眠、不安感、恐怖感、イライラ、集中力の欠乏など
更年期障害では、心身に様々な症状がでます。症状には、かなり個人差があります。
これらの症状が更年期障害によるものとは限らないので、気になる症状が現れた時は専門医を受診して下さい。
男性の更年期障害
更年期障害とは女性特有の病気と思われてきましたが、近年男性にもあることが解ってきました。
男性には閉経のようなはっきりとした体の変化は現れませんが、男性も加齢による男性ホルモンの低下が大きく関わっています。
更年期を上手に乗り切るために
~気を付けたい食事のポイント~
女性ホルモンのような作用をもつ大豆製品を!
大豆に豊富に含まれている"イソフラボン"には、体内に入ると女性ホルモン(エストロゲン)と同じような働きをします。
イソフラボンの多い食品・・・1日の摂取基準量約50mg |
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豆腐半丁 150g 木 綿 約42mg 絹ごし 約38mg |
納豆 1パック 45g 約36mg |
厚揚げ 1/2枚100g 約37mg |
急に弱くなりやすい骨を強化する食事を!
更年期には、急に骨密度が落ちやすいので骨の材料となるカルシウムをしっかりとる事が大切です。
カルシウムの吸収を良くするビタミンDも一緒に食べるようにしましょう。
カルシウムの多い食品・・・1日の摂取基準量約650~700mg |
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牛乳 200ml 231mg |
乾燥ひじき 10g 140mg |
小松菜 100g 170mg |
ビタミンDの多い食品・・・1日の摂取基準量約5μg |
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乾燥きくらげ 5g 22μg |
干し椎茸 (大2枚) 1.7μg |
紅鮭 (1切れ)80g 20μg |
- ビタミンDは、きのこや魚に豊富です。
過食やエネルギーのとりすぎに注意しましょう!
更年期は、基礎代謝が減少し、運動不足も重なり太りやすくなります。
肥満予防には、食物繊維の多い食事をよくかんで腹八分目にする習慣をつけましょう。
また、過度な飲酒や甘いもの、油っぽいものの食べ過ぎに注意しましょう。
食物繊維の多い食品・・・1日の摂取基準 ※男性約19g以上 ※女性17g以上 |
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