ノルディック・ウォーキングは2本のポール(ストック)を使って歩行運動を補助し、運動効果をより増強するフィットネスエクササイズの一種です。
ノルウェーを中心とした北欧が発祥の地であり当初は、クロスカントリースキー競技選手のサマートレーニングとして行われていました。
ノルディック・ウォーキングの最大の利点は、なんといっても年齢性別を問わず気軽に楽しめ、エクササイズの効率が非常に良いことです。
一般的な歩行運動と異なり、上半身の筋肉もより積極的に使われて、首や肩の血行も促進され鍛えることができます。
効能・効果
1.姿勢の矯正
適正な長さのポールを持つことにより、背筋が伸び(前後の歪み)、左右のバランス(横の歪み)を矯正することができます。
2.正しいウォーキングフォーム
正しい姿勢でポールを操作しながら歩くことにより、自然と歩幅が広がり理想的なウォーキングフォームを身に付けることができます。
3.負担の軽減
ポールをつきながらの歩行は、2足歩行から4足歩行(3点支持歩行)となるので、 着地時の足(足首・アキレス腱)、膝や腰への負担が通常のウォーキングに比べて軽減されます。
4.全身運動
ポールを操作することにより、通常のウォーキングより多くの筋肉(全身の90%)を使います。そのことにより、ウォーキング以上に全身運動としての効果が期待できます。ウォーキングでは1時間に約280kca程しか消費しませんが、1分間に120歩程度のペースで上半身の力を有効に使って歩けば、約400kca程度まで引き上げることが可能です。メタボリックシンドローム対策として非常に有効です。