ロコモとは
運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態を「ロコモティブシンドローム(略称:ロコモ、和名:運動器症候群)」と言います。
骨、関節、筋肉などの運動器(ロコモティブオーガン)の働きが衰えると、移動能力の低下をきたし、生活の中の自立度が低下していきます。
このような状態のまま、何も対処しないでいると、将来、介護が必要になったり、寝たきりになったり、要介護になる危険の高い状態の事をロコモティブシンドロームと言います。
高齢者だけでなく、40歳くらいから始まる人もいると言われており、ひきこもりの原因になったり、メタボリックシンドロームや認知症を合併することもあります。
ロコモチェックをしてみましょう
あなたも、もしかしてロコモかも?
「ロコモチェック」使って簡単に確かめることが出来ます。
片脚立ちで靴下がはけない
家の中でつまずいたりすべったりする
家のやや重い仕事が困難である
横断歩道を青信号で渡り切れない
15分くらい続けて歩くことができない
階段を上るのに手すりが必要である
2kg程度(1Lの牛乳パック2個程度)の買い物をして持ち帰るのが困難である
上記の7項目の質問のうち、1つでも当てはまる項目があるとロコモの可能性があります。
暮らしの中に運動習慣をとりいれよう!
柔軟性を高めたり、身体活動量をあげる工夫も行いましょう!
〈柔軟体操とストレッチング〉
運動する前の準備、または終わった後の整理運動としても行ってみて下さい。
片足立ち
まっすぐな姿勢で、床につかないよう片脚を上げます。
(足は床から少し離す程度でOK)
≪ポイント≫
- 転倒しないように必ずつかまるものがある場所で行いましょう
- 姿勢をまっすぐにして行いましょう。
- 支えが必要な人は、十分注意して机に手や指(指をついただけでもできる方は、指先だけで)をついて行います。
スクワット
足は肩幅より少し広めに立ち、つま先は30度くらいに開きます。
膝がつま先より前に出ないように、また膝が足の人差し指の方向に向くように注意しながら、お尻を後ろに引っ張るように体を沈めます。
≪ポイント≫
- 膝に負担がかかり過ぎないように、膝は90度以上曲げないようにします。
- 膝がつま先より前に出てしてしまうと、膝に負担がかかるので注意しましょう。
- スクワットができないときは、椅子に座って机を支えにし、立ち座りを繰り返すだけでも効果があるようです。
運動のために時間を作るのではなく、何かをしながらのストレッチや運動がいいようです。
何かのついでに体を動かすので、無理なく続けられそうですよね。
苦痛にならない程度、時間をかけないことが続ける秘訣になりそうです。