今年の北海道の花粉の飛散は減少傾向ですが、PM2.5や黄砂と花粉症の複合要因により、花粉症の症状が重くなる傾向にあるようです。自然が相手なので100%症状を抑え込むことは困難ですが、少しでも快適に生活を送っていただくため、今一度生活の見直しをしてみましょう。
例年並み:四国
減少傾向:北海道
やや多め:東北、関東甲信、北陸、東海、近畿、九州
多い:中国地方
(※参考資料 日本気象協会ホームページ)
1 水道水で目を洗い流すと花粉がとれる? →
水道水に含まれる塩素で目を傷つけてしまう恐れがあるので、水道水はNG。
防腐剤が入っていない人工涙液(ソフトサンティア等)を使用しましょう。
目からあふれるくらい2~3滴をさして、あふれた分を軽くティッシュで拭き取れば目の表面は十分に洗われています。
2 ウール素材の服は避けた方が良い? →
アウターはツルツル、すべすべしたポリエステルがおすすめ。
毛羽立ったニットなどは出来るだけ避けましょう。
3 目のかゆみは冷やしてはいけない? →
濡れタオルや保冷材で冷やすのは、かゆみに効果的です。
4 うがいは効果的である →
うがいは、のどに流れた花粉を除去するのに効果があります。
外出から帰ったら、まずうがいをしましょう。
科学的評価はコストや時間がかかるためほとんど行われていませんが、厚生労働省等が花粉症患者を対象にアンケートを行ったところ、患者自身の評価は次の表のようでした。
やはり民間療法は個人差が大きいです。幸い、花粉症は命に関わる疾患ではありません。基本的治療は内服等で行い、その補助として民間療法を色々試してみてもいいかもしれませんね。