北海道近代美術館で開催中の「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」へ行ってきました。
絵画展のメインは、2021年に修復が完了したフェルメールの「窓辺で手紙を読む女」です。X線調査でこの作品の壁に、実は天使の絵が描かれていることは分かっていたのですが、これはフェルメールが自分で天使を塗り潰したとされていました。しかし、2017年からの修復作業で、天使を塗りつぶしたのはフェルメールの死後数十年後だったことがわかったのです。誰がなんの目的で天使を塗り潰したかは解明されていないそうです。
修復作業の様子も展示されており、綿棒に特別な液体をつけて、少しずつ絵の上でコロコロしていってニスをとっていくのです。私たちが普段使用しているような綿棒です。あのサイズで少しずつ作業するのです。本当に気の遠くなる作業です。
400年前のものがこんなにも綺麗な状態で残っているのは、そうやって人が大切に時代を受け継いできたからだと思います。
皆さんもたまには美術館に足を運んでみてください。おすすめです☆彡
自由が丘店 白浜